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付き合ってどのくらいでプロポーズされた?

どれくらい付き合ってからプロポーズ?

はじめに

「もうこの人しかいない!」そう思って結婚の気持ちを固めたら、勇気を振り絞っていよいよプロポーズです。しかし、交際してからどのくらいの期間でプロポーズしたらいいか分からず、話を切り出すタイミングに悩んでしまう人も少なくありません。
そもそも女性が結婚を意識するのはどのようなタイミングなのでしょう。
本記事では、付き合ってから結婚するまでの交際期間と、女性が結婚を意識する年齢についてご紹介します。

1.付き合ってからプロポーズまでの期間

付き合ってからプロポーズまでの実際の期間はどのくらいなのでしょうか。マイナビウェディングが2017年に20~50代既婚男性を対象に実施した調査では、次のような結果となりました。

Q.プロポーズの時期は?
1位 交際1年~3年未満 32.0%
2位 交際3年~5年未満 14.9%
3位 交際3カ月~6カ月未満 14.3%
4位 交際6カ月~1年未満 14.3%
5位 交際5年~10年 10.9%

また、「ゼクシィ結婚トレンド調査 2017」では結婚までに付き合った期間を調べています。
ゼクシィ結婚トレンド調査 2017(p.14)

Q.結婚までに付き合った期間(全国推計値)
1位 1年~2年未満 26.1%
2位 2年~3年未満 22.0%
3位 3年~4年未満 14.6%
4位 4年~5年未満 9.0%
5位 5年~6年未満 6.7%
6位 6~7年未満 5.6%
7位 1年未満(0を含む) 5.3%
8位 7~8年未満 3.7%
9位 8~9年未満 2.6%
10位 10年以上 2.6%
11位 9~10年未満 1.5%

当然のことながらプロポーズは結婚前に行うため、上記データも交際してからプロポーズまでの期間とリンクしているといえます。

この2つの調査結果から見えてきたことをまとめてみましょう。

1-1.最も多いのは1~3年

交際の始まりやプロポーズ、結婚にいたるストーリーはカップルの数だけ存在します。付き合ってからプロポーズまでの期間も人によってさまざまなことは当然ですが、調査の結果から一般的に最も多いのは付き合って1~3年であることが分かりました。
クリスマスやお互いの誕生日、バレンタインデーやホワイトデーなど一通りのイベントをふたりで共有し、相手のことを十分に理解してから決心するには1年はかかるということです。
また、失敗したくないという気持ちから、プロポーズのOKがもらえるという自信をつけるにはある程度の期間が必要なのも無理はありません。

1-2.長いカップルは10年以上

「1~3年未満」の次に多いのが「3~5年未満」という結果から考えると、慎重派が多いことが分かります。
中には付き合ってから10年以上かかってプロポーズをするカップルもいます。
「長すぎた春は成就しない」といわれることもありますが、さまざまな紆余曲折を経て実らせた結婚には人一倍重みがあり、ふたりの絆が誰にも負けない強固なものとなるのは言うまでもありません。
ただし、結婚までの期間が「10年以上」の方が「9~10年未満」の数字より上回っていることは注目すべき点です。
付き合って10年という節目を前に結婚するのかしないのかケリをつけ、結果的に結婚まで至らなかったカップルが一定数いることは否めない事実のようです。

1-3.交際0日でプロポーズもあり

付き合ってから結婚までは長めのスパンを取る傾向にありますが、交際1年未満でプロポーズに至るカップルも意外と多くいます。
それどころか最近では交際0日でのプロポーズも珍しくありません。
かつて山本耕史と堀北真希夫婦や篠田麻里子などの芸能人が交際0日でプロポーズした(またはプロポーズされた)ことが話題となりましたが、それぞれ幸せな結婚生活を送っていることは周知の事実です。
交際0日といっても「以前から友達関係だった」とか「よく知る関係だった」という場合が多く、ふたりにとってはそれほど違和感がないケースもあります。
直感を信じて迷わず行動できるなら、積極的にアプローチすることも幸せを最短でつかむ一つの方法でしょう。

1-4.女性の年齢が上がるほど期間は短くなる

先のゼクシィ結婚トレンド調査 2017から、年齢別によって結果が異なる点も見えてきました。

Q.結婚までに付き合った期間
1位 2位 3位
24歳以下 3~4年未満 2~3年未満 4~5年未満
1~2年未満(同率)
25~29歳 2~3年未満 1~2年未満 3~4年未満
30~34歳 1~2年未満 2~3年未満 3~4年未満
35歳以上 1~2年未満 1年未満
2~3年未満(同率)
3~4年未満

やはり女性の年齢が上がるほど、結婚までの交際期間は短くなっています。
女性は年齢が上がるにつれて結婚を前提としたお付き合いを意識するため、結論を早く出してほしいと願う気持ちがここにも反映されているといえます。

2.女性がプロポーズを意識する年齢

付き合い始めてからプロポーズ、そして結婚というハッピーエンドを迎えるまでの一般的な期間は分かったものの、女性の年齢によって差異があることもはっきりしました。それでは、女性がプロポーズを意識するのはいったい何歳くらいなのでしょう。年齢とともに揺れ動く女性の心理と重ね合わせて、ひもといていきます。

2-1.ひと昔前は25歳

内閣府発表の「平均初婚年齢の推移」によると、1908年(明治41年)の平均初婚年齢は夫が26.8歳、妻が22.9歳です。現在よりずっと早く結婚していたことが分かります。
その傾向は昭和の時代まで続きました。当時は25歳までが「結婚適齢期」と呼ばれ、12月25日を過ぎるとなかなか売れなくなるクリスマスケーキに例えて「25を過ぎたら売れ残り」などとささやかれたものです。
実際に1976年(昭和51年)で妻の平均初婚年齢が24.9歳、その翌年の1977年(昭和52年)に初めて25.0歳となりました。
しかも今と違って結婚することが当たり前と考えられていた時代です。25歳を過ぎたら本人はもとより、娘を持つ両親は「誰かにもらってもらわなくては……」と気をもんでいたのですから、今では信じられない話です。

2-2.周囲が結婚し始める28歳前後

厚生労働省「人口動態統計月報年計(概数)の概況)」によると、平成28年の妻の初婚平均年齢は29.4歳と発表されています。

初婚年齢

これは初婚の妻の年齢をグラフ化したものです。
年代によって山がずれていますが、最新のところでは27歳~28歳にボリュームゾーンがあります。
女性は友人たちが身を固め始める28歳前後、結婚に対して急に現実的なこととして考えるようになり、「私も……」と夢が膨らみます。
仕事においても、右も左も分からなかった新人の頃と比べると落ち着いて自分のペースで進められるようになる年頃にさしかかり、プライベートをもっと充実させたいと自分自身を振り返る時期にも重なります。
30歳を前に、将来への不安が頭をよぎる繊細なお年頃といえるでしょう。

2-3.大台に乗る30歳

女性にとって最初にやって来る大きな節目が30歳です。20代のうちは楽しいことが優先で「結婚なんてまだまだ先で十分」と考えていた人も、30歳を迎える頃には「そろそろ身を固めて安定した生活を手に入れたい」と願うようになります。
また、「今結婚できなかったら、このまま婚期を逃すかも……」と急に焦りが襲ってきて、彼氏がいる場合は「早くプロポーズしてほしい」と心中穏やかではいられません。

女性にとって30歳を過ぎてからの交際は、まさに「結婚を前提としたお付き合い」が条件となります。軽い気持ちで付き合うことはもってのほかですが、たとえ女性が「結婚なんて気にしてないよ!」と言ったとしても、その言葉をうのみにするのは非常に危険です。本当は彼からのプロポーズを、首を長くして待っている可能性が大いにあります。プライドが高い女性や、彼に嫌われたくないと思う女性は本心とは裏腹の強がりを言うものです。
男性は言葉の裏に隠された気持ちを察する力が試されているといっていいでしょう。

2-4.出産が気になる35歳

近年の晩婚化とともに出産年齢も年々上昇の一途をたどっています。厚生労働省発表の「平成29年(2017)人口動態統計」によると平成29年の第1子出生時の母の平均年齢は30.7歳で、昭和50年の25.7歳と比べると5歳も高齢化が進んでいることが分かります。
ただし、出産にはタイムリミットがあります。35歳を過ぎると一般的に妊娠がだんだん難しくなってくることも事実です。
出産に対して「まだまだ大丈夫」と思っていた女性も、35歳を前にいよいよ真剣に考え始めます。恋人同士の関係を楽しんでいた女性も、出産が可能なうちに結婚したいと願うようになるのは当然のことでしょう。
このままずっと恋人関係を続けていくのか、覚悟を決めてプロポーズするのか。最終的な岐路に立っていると自覚して、早めの決断をすることがお互いのためです。

まとめ

付き合い始めたその日から、どのカップルにとってもプロポーズや結婚のことは頭の片隅にあり、交際期間が長くなればなるほどプロポーズのタイミングに迷ってしまうものです。プロポーズまでの期間は人それぞれですが、いつまでも先延ばしにすることはお互いのためになりません。
女心は複雑ですから、態度や言葉を男性が額面通りに受け取っては、のちのち困ったこととなる可能性もあります。
交際期間の長さにかかわらず、お互いの気持ちを確認できたらばっちりプロポーズを決めて、幸せへの新しい扉を開けてください!